雨のち虹-お金と不安と仲良くなるためのブログ

お金との付き合い方が下手な私がお金と仲直りする全軌跡。問題の本質はお金ではなかった。

【時効だから話せること】傷つかない生き方は、実は1番傷だらけになるかもしれない

最近やたらと昔を思い出すことが多く、ああそういえば離婚から10年だ〜とふと思い当たりました。


バツイチな私。今まで、相手のあることだからとあちらがどれだけなにを言おうが、一切話さずきたけれど。今ならちょっとは話してもいいかなって思うことも増えました。


離婚した当時、「実は別れた」と友人たちに報告した際に、今でも覚えている返答が「だって結婚当初から、うまくいかなかったら別れればいいし♪って言ってたもんねー」。自分がそんなスタンスで結婚していたことにも驚きだったし、それを忘れていたことも驚きでした。


とはいえ思い返せば、確かに最初から保険かけまくりの結婚だった。まず、相手は失意のどん底の時に1番根気よく付き合ってくれた人であって、当時1番好きな人ではなかったのです。当時好きだった人とはつかず離れずの距離を保ち続けていて、付き合うとかそういう感じにはなり得なかった。それは、本当に好きだったから、もし上手くいかなかったら傷つくと分かっていたから。


で、当時は人生最大の沼にハマったと思っていたわけですが、こんな私を好きって言ってる人は絶対私を離すわけがないっていう、結婚相手をなんだと思ってるんだ?という上から目線で選んでました。バカ女まっしぐらです。。。しかもこの、私への執着が元で苦労したしね(笑)。


最初の結婚は、もうとにかく「私が絶対に傷つかない」が大前提だったんです。だから、ちょっとでも心が動揺すると「こんなはずじゃない」となり、勝手に傷つけられた!となっていました。


2度目の結婚(こっちはまとも)をしてようやく悟ってきたことは、結婚というのはどんなに傷つけられても傷つけても、折り合いつけて一緒にいる覚悟を決めるものだってこと。その覚悟があってもやっぱ無理だー!となるカップルがこんなにたくさんいるのに、初めから「傷つけられたら終了」がデフォルトで、うまくいくはずがなかったなと。


まあそれでも、7年私なりに頑張ってみました。でもやっぱりね、そもそも「私を傷つけない」だけで「一緒に人生を歩みたい」がない人と一生一緒は無理だ、と気がついてしまった。「私を傷つけない」以外は取り柄がない…と言っては失礼ですが、でもそれくらい私とはかけ離れた人を選んでしまっていたのです。


で、現在の2度目の結婚生活なんですが。再婚前に相当悩みました。結婚を理解してなかった自分を知っているし、結婚に向いていないと本気で思ったし。だけど初めて覚悟を決めたんですよね、傷つけても傷つけられても、一緒にいようと。それだけ惚れ込んだとでもいうのでしょうか。


最初がガチガチに保険をかけた結婚なら、今回は保険をかけずに飛び込んだ結婚です。想定外で子供も授かりましたし、こんなお金の問題(を被った私の心の問題)も明らかになるなど、15年前の私なら今頃すでに逃げ出している状況で、心が辛い時は多い。


でもなんていうのかな。あの当時はあんなに保険をかけていたけれど、傷ついたって感じていたのに、今は実際傷ついてはいるんだけど、その傷をじんわり味わうじゃないけれど、自分で抱きしめる余裕はあるし、きっと今感じているこの痛みは将来私の糧になると思えるのです。


とはいえ。好きな人から見捨てられたくないという不安と向き合うのはかなり痛い。苦しい。弱いまま生きるというのは辛い修行です。